ギャッベショップ東京・MUSUBI

ゾランヴァリギャッベ専門店

織り子さん来店まであと3日!! 『草木染め』編

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約2分

織子さん来店まであと3日!!
先日から始めたギャッベに関する専門的なお話。今日は『染色』『草木染め』についてです。
皆様もうご存知の通り、ZOLLANVARIギャッベは草木染めの糸を使って織られております。
草木染めは化学染料では出せない、なんとも言えない優しい鮮やかな色が特徴です。
でも、実際にどんな染料を使っているかあまり見た事が無い方がほとんどでは無いでしょうか??
私が、イランの染色工場で見てきた染料を紹介させて頂きます。
染料
染料は基本ザクロス山脈などで取れる植物などを使います。
およそ30種類の染料を使い、300種類程の色が作りだせるそうです!!!
写真が遠くて申し訳ないのですが、この中には、皆さんご存知のドングリやターメリック・インディゴ・クルミの皮・ザクロ・ブドウの葉っぱ・・・・等々を使っております。他には、ジャシール(カシュガイ族が生活してる辺りに自生しています)リバース・ロナス・ボブネーなどなど
ゾランヴァリさん曰く、植物からは基本色が出るそうです。。
釜
そして熱々の釜い染料を入れ煮込む事半日・・・(染料により時間は異なります。)
色が出たところで紡いだ糸を入れ染めます。
草木染めの糸
そして染め上がった糸がこちら・・・染料が入ったままですので絡んでいます。
釜出し
そして最後に取り出し、イランの熱い大地で天日干しにします。
(写真の糸は違う釜の物ですのでご了承下さい。)
天日干し
乾燥させて、染料などを落としたら完成です。
草木染めは色合いが良いのは勿論の事、その時の温度や環境、そして染料によって都度色が変わる所がなんと言っても魅力ではないでしょうか??
その時その時の色を楽しめる。。ギャッベを織る上で重要な要素のひとつが草木染めの糸だと私は思います。

是非、そんな色の違いを楽しみながらギャッベ選びをしてみて下さい♪♪
為我井