5日目は,ペルシャ絨毯の有名工房を廻ります。何万という絨毯工房が有る中で,デザイン・技術・歴史あらゆる面で優れた素晴らしい工房の方々とお会いさせて頂きました!!まず最初にデザイナー兼工房をお持ちのマハディさんの所へ伺いました。
9歳から絨毯に携わり,元々はデザインだけだったのですが,糸作りから織の工程まで手掛ける様になったと話してくれたマハディさん。丁寧にペルシャ絨毯の作り方を教えてくれました。
まずは下絵書きから始めます。大きな方眼用紙に下絵を書いていきます。
方眼用紙1コマ1コマに筆で出来上がる絨毯をイメージしながら色を塗って行きます。とっーても細かい作業なので時には,細い筆づくりをする時もあるそうです。
そして,出来上がった下絵はこの様に使われます。小さく分けられ,木の板に貼られ織り機の縦糸部分に固定します。織子さんはこれを見ながら全く同じ様に織っていくのです!!
この糸の細さを見て下さい。織り子さんは一瞬でこの縦糸を取り結び付けていきます。指の太い私には到底できそうもありません・・・・
こうして数ヶ月,数年という月日をかけてペルシャ絨毯は織られていくのです。すごいですね~♪♪
ちなみにこちら1枚を4人で織っているのですが,6時間作業して進む面積・・・・・・・・・1センチだそうです。。。素晴らしい物が出来るまでには技術と時間が必要なんだという事を改めて感じた瞬間でした。
続く